当院では超急性期から積極的に早期リハビリテーションを取り入れることにも力を入れており、脳卒中ケアユニット(SCU)から専門知識・技術を持った理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が発症48時間以内にリハビリテーションを開始します。
臥床していることで、約1〜3%/日、10〜15%/週の割合で筋力低下が起こり、3〜5週間で約50%に低下するとされています。その為、患者さんの意識がなく、自分で動けない場合でも、リハビリ療法士がベッドサイドで手足を動かしたりします。
365日リハビリテーションを提供できる体制を整え、臥床による廃用性症候群(筋力低下や認知力低下など)の防止に努めています。
脳卒中を発症すると急性期治療を行う医療機関に入院し、回復期からは別の病院でという地域連携型治療が一般的です。
一方、当院の場合は、脳卒中を発症して間もない急性期の患者さんを急性期病棟で治療して、継続で自院の回復期病棟のリハビリを実施しています。このことにより、急性期を担当した医師による治療継続も患者さまにとっては大きな安心感に繋がりますし、急性期病棟と回復期病棟、双方の医師や療法士が同じ考え・技術を共有し、リハビリテーションを進めながら再発予防に尽力できます。
さらに在宅復帰後についても、脳神経疾患に対応した通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションなどのサービスの提供を行い、専門性の高いケアを必要とする方の在宅療養をしっかりサポートしています。
当院は100名を超えるリハビリテーション専門職が在籍しています。各階に専属の職員を配置し、専門性の高い介入を提供できるようにしています。
急性期治療を終えた方は回復期リハビリテーション病棟に移動し、1日2~3時間の集中的なリハビリテーションを行います。発症から早期に介入、休むことなく365日体制で介入、急性期から回復期へのスムーズな連携などを実施していることにより、当院の回復期リハビリテーション病棟では87.6%の高い在宅復帰率を実現しています。
当院の一番の特徴は多職種間での情報共有,緊密な連携を取れていることにつきます。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師など職種の壁がなく、患者様を中心としたチームアプローチを行っています。
平均実施単位数
6.9単位
(2022年12月実績)
回復期リハ病棟
リハビリ実施
365日
365日リハ実施
在宅復帰率
83.6%
回復期リハ病棟
(2023年2月実績)
施設基準
1
回復期リハビリテーション病棟入院料1