脳と命を守る
24時間365日の高度専門・救急体制
脳は一度傷を受けると回復する力が弱く、治療が遅れると症状が続く後遺症を残します。そのため、できるだけ早く治療をして、詰まった血管を再び流れるようにしたり、出血を食い止める治療が不可欠です。その為、当院では、所沢市とその周辺の患者様に治療が必要なときは、24 時間365 日、いつでも救急車の受け入れが可能な体制を取っています。
さらに、当院は「埼玉県急性期脳卒中治療ネットワーク:SSN」の基幹病院として24時間、365日、常に緊急手術、緊急治療を行うことができます。
実績では年間の救急受入患者数は2,200人超、年間手術数は300件を超えます。その数値に裏付けられた地域の皆様の期待に応えられるように、地域医療の貢献に取り組んでいます。
急性期脳梗塞の疑いがある傷病者に対し、専門的治療が可能な医療機関を消防機関が迅速に選定・搬送するための埼玉県独自の連携システムです。
当院は日本脳神経血管内治療学会認定の指導医を筆頭に、24時間365日体制で超急性期治療(rt-PA静注療法と機械的血栓回収療法)が提供可能な体制を整備しており、埼玉県急性期脳卒中治療ネットワークにおける「基幹病院」として機能しております。
当院は、これまで日本脳卒中学会から24時間365日体制で脳卒中患者を受け入れ、患者搬入後に速やかに診療(tPA静注療法を含む)を開始できる「一次脳卒中センター (PSC: Primary Stroke Center)」として認定されておりましたが、2022年10月、rt-PA静注療法に加えて機械的血栓回収療法の治療実績や診療体制をもとに24時間365日体制で血栓回収療法が行える「PSCコア」(地域においてコアとなるPSC施設)として認定されました。
この「PSCコア」とは、機械的血栓回収療法を実施できない施設から、このような治療が必要な患者を常時受け入れる体制が必要で、当地における脳卒中治療の中心的役割を担うことが求められます。