最近、次のような症状はありませんか?
足の血管に動脈硬化が起こり、血管が狭くなったり詰まったりすることで、足の血流が悪くなる病気です。
このような病気を、従来は「閉塞性動脈硬化症(ASO)」と呼ばれていました。歩くと足が痛くなり、休むとまた歩けるようになります。
特に、階段や坂道では痛みが出やすくなります。
このような症状は「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれます。
閉塞性動脈硬化症の代表的な症状です。
血流が悪くなることで、足が冷たく感じることがあります。
足の色が白っぽくなる、紫色や暗い色に変化することがあります。
多くの場合、足の冷たさを伴います。
血流が不足すると、小さな傷でも治りにくくなることがあります。
2週間以上治らない傷や、悪化する傷がある場合は注意が必要です。
さらに進行すると、深い潰瘍(かいよう)や、組織が黒く壊死(えし)することがあります。
このような症状がある場合は、受診をおすすめします。
・以前より歩ける距離が短くなってきた
・少し歩くと足に違和感やだるさ、痛みを感じる
・足が冷たい、左右差がある
・坂道や階段で足が痛くなり、登りにくい
・100〜200mほど歩くと足が痛くなり、休まないと歩けない
・足の色が白っぽい、または紫色に変化している
・足の傷が2週間以上治らない、または悪化している
・安静にしていても足に痛みがある
特に、安静時の痛みや治りにくい傷がある場合は、病気が進行している可能性があり、早めの受診が重要です。
症状が軽い段階でも、早めに検査を行うことで重症化の予防につながります。この病気は、血流を改善することで、歩きやすさや日常生活の質の改善が期待できます。
当院では、患者さんの状態や病気の進行度に応じて、
負担の少ない治療から段階的に選択し、必要に応じて組み合わせながら最適な治療をご提案します。・飲み薬による治療
血流を改善し、動脈硬化の進行を抑えます
・運動療法(歩行訓練)
歩くことで血流改善を促します
・カテーテル治療(EVT)
風船やステントで血管を広げます
体への負担が少なく、入院期間も比較的短い治療です
・手術(バイパス手術・内膜摘除術)
血流の通り道を作る、または詰まりを取り除きます
カテーテル治療が難しい場合や、病気の進行度に応じて行います
・吸着型血液浄化療法
血液中の不要な成分を取り除き、血流を改善して傷の治りを助けます
・高気圧酸素療法
高濃度の酸素を取り込むことで、傷の治癒を促します
足の痛みや歩きにくさ、治りにくい傷は、血管の病気が原因の場合があります。
こうした症状を放置すると、歩く力の低下や健康寿命の短縮につながることがあります。
早めに検査を受けることで、症状の改善や重症化の予防につながる可能性があります。
「これくらいで受診してよいのか」と迷われたら、お気軽に血管外科へご相談ください。
