まぶたが垂れ下がったために視界が悪くなった状態が眼瞼下垂です。下垂すると単に視界が悪いだけではなく、頭痛・肩こりなどの体調不良の原因となることもあります。
高齢化社会において激増している手術で、正しく手術が行われれば症状が改善し良い結果が得られます。しかし、下垂の原因の正しい診断(皮膚が余っているのか筋肉がゆるんでいるのかあるいはそれらの複合か)が行われることが前提です。
また、視界を改善することはもちろんですが、術後の形態にも不満が出る可能性があるのがこの手術の難しいところです。二重やたるみとりなど美容系のまぶたの手術をどれだけ多く経験したかによって術後の満足度には大きな差が出ます。
この手術は他人に内緒でやることはできません。人工的にならず極力自然な雰囲気が出るように留意して手術を行いますが、「外観が変わる(目がパッチリして若くなる)」という変化を伴いますのでそのことにご納得が必要となります。
粉瘤・脂肪腫・あざなどの良性腫瘍の切除・摘出を行います。
この手術の問題は、手術する前に良性なのかそうでないのかのある程度の見当をつけて手術法を決めなければならないことで、最適な手術を実施するためには経験が必要となります(最終診断は手術後の病理診断となりますが、なるべくそれに近い診断を術前に想定する必要があります)。
担当医は皮膚科の専門医でもありますので、腫瘍に関する知識は豊富に有しております。また、当院はMRI/CT/超音波による画像診断を行う設備が充実しておりますので、腫瘍の治療方針を決める最適な環境を有しています。
形成外科全般に関するご相談が可能です。
大学で実施することが適切と判断される場合にはご紹介もさせていただきます。
また、担当医は「ケロイド・肥厚性瘢痕の基礎と臨床」という著書を出している「きずあとのスペシャリスト」でもあります。
交通事故の傷あとなどでお悩みの方はご相談ください(傷あとの治療には健康保険がきかないことがあることを予めご了承ください)。